C-barq 概要

何ができるの?

何ができるの?

指標(モノサシ)としての機能

伴侶(犬)と生活を共にしていると、さまざまな仕草に気付きます。愛情や愛着を示す行動もあれば、嫌がるような行動、不安や恐怖におびえる行動、攻撃的な行動、興奮したり、逆におとなしすぎたり、小さな動物を追いかけたり、時には何を意味しているのか理解に苦しむものまで、実に様々な行動を示します。

その中には、人から見ると、QOLを上げるべく訓練を受けさせたくなるような行動から、治療が必要なのではないかと思われるような行動まで、あるはずです。

ところが、犬の示すこれらの行動が、果たして正常なのか、異常なのか、どこに問題があるのか、何をどう対処すれば改善するのかなど、これらの疑問に科学的に答えられるものはこれまで存在していませんでした。つまり、従来は伴侶(犬)の行動評価については経験的になされることが多かったものと思われます。

これに対して、C-barqは、統計学的な手法を用いて伴侶(犬)の行動の特徴(行動特性)を抽出し、科学的な視点を介してその測定及び評価をなします。いわば、行動を測定する「モノサシ」として機能するものです。

C-barq の目指すもの

13の行動特性

13の行動特性

C-barqは、正確には、“犬の行動特性(『気質』とも言います)を測定し、評価する(又はそのための基礎資料を提供する)システム”です。

犬には、「犬」という動物種に共通して認められる行動のカテゴリー(行動特性)があります。多くの犬種と日本や米国などいくつかの国における調査研究によって、現在までに、13のカテゴリーが明らかになっています(※1)。

C-barqは、この行動特性を因子分析という統計学的な手法を用いて抽出し、解析評価の軸とします。2010年現在、統計学的に信頼度が高いとされている行動特性(気質)は13あり、C-barqはこれらを軸とした座標を設定し、数値評価(スコアリング)を行うことが可能です。

この数値評価は、多くの犬種から集めた行動データ(2008年12月現在 9749頭、世界8カ国、19の盲導犬協会を含む)をもとに、統計解析と再現性試験を行い、その信頼性・有効性について一定の評価を得たものです。臨床診断に使用できることも実証されており、国際雑誌においても高い評価を受けています。

※1; C-barqで行っている解析は、脳の機能分化した特定領域の活動によって制御されている動物の行動を抽出していると考えられます。

13の行動特性の詳細

解析手法の概略

次に、解析の具体的な中身について概説します。

【定量的(数値)評価】

C-barqは従来の経験依存的な犬の行動特性を数値化する能力を有しており、定量的な判断が可能です。このことは犬の気質の客観的、科学的評価を意味します。また、しつけや行動修正トレーニング、薬物療法などによる行動変化の定量的評価が行えます。

【数値を用いた相対評価】

C-barqでは、因子分析により得られた13の気質についてスコアを得ることができます。これにより、登録犬のスコアがデータベース化されます。データベース化することで、1)犬全頭の標準的分布、2)犬種特異的な行動特性の検出、3)各個体のスコアをデータベースと照合することによる相対評価(全犬種や同一犬種と比較してどの位置にいるのかの評価)、が可能となります。

解析手法の概略

これまで、このような大規模な母集団における相対評価が可能なシステムは存在しませんでした。 そのため、各臨床医やトレーナーの経験に依存せざるを得ず、「まあまあ攻撃的ですね」「ちょっと他の犬に比べて不安が高いですね」といったような、抽象的かつ経験則的な評価しかなしえませんでした。C-barqを用いることで、犬全体に対しての相対的数値評価が、世界基準で可能となります。

解析手法の概略

解析アルゴリズムの詳細

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C-BARQ