13 の行動特性

社会性に関する行動

攻撃性 攻撃行動はすべての動物がもっている 「正常な行動」です。
しかし、伴侶動物の場合、①攻撃の程度や頻度、②攻撃を発現する刺激や対象、によっては問題行動とみなされています。
攻撃性は、この攻撃行動の有無及び程度を判定するための行動特性です。攻撃対象により、(ア)見知らぬ人に対する攻撃、(イ)見知らぬ犬に対する攻撃、(ウ)飼主への攻撃、(エ)同居犬への攻撃、に分けられています。

※ 現在のC-barqでは、無駄吠えなどの吠えに関する問題は攻撃性の一部として評価されることになっています。吠えには、攻撃性を背景にするもの以外に、不安や恐怖、飼い主に対する要求などに分類されることが多いですが、以下の理由から攻撃性の一部として捉える事としています。
1)嫌悪刺激により不安や恐怖が生じ、それを原因として吠えが認められる状態では、すでにイヌがActive avoidance(攻撃や闘争などによる嫌悪刺激の回避)を示していることになります。これが進むと、咬むなどの攻撃性に発展する可能性が高くなります。
2)要求吠えに関しては、特に攻撃性との関連性は高くありませんが、犬の高活性に伴う吠えには、時に反射的な咬み行動に転じる場合があります。

恐怖性 恐怖に基づいて生じる行動(攻撃、逃走、パニック、または不動化)は、動物にとって有害な状況または出来事に対して生じる正常な反応です。
経験に基づくものであるため、脅威となる対象が決まっています。恐怖性は、これらの有無及び程度を判定するための行動特性です。
分類として、(ア)見知らぬ人に対する恐怖、(イ)物音や影などに対する恐怖、があります。
分離不安 分離不安は、不安の一類型です。不安とは、嫌悪感を抱くような出来事や有害な状況が生じることの予測に起因した、全般的な漠然とした恐怖感覚、繰り返される発作やパニックを言います(※1)。
そして、分離不安(に基づく行動)とは、分離の状況(留守番、夜間など)を動物が予測した時から生じる不安に基づく行動のことであり、その有無及び程度を判定するための行動特性を言います(※2)。

※1 不安は恐怖と異なり、経験に基づきません。
※2 分離時に生じるのではなく、予測時に生じるものです。

接触過敏性 犬種や個体により、人に触られることに対して過度に不安を感じるものがいます。ケースによっては、人との共同生活に支障を来す場合もあります。そこで、この人の接触に対する過敏性の有無及び程度を判定するための行動特性が接触過敏性です。

個体を特徴づける行動

訓練性 確立された訓練方法の実施に対して良好な成果を出しているか否か及びその程度を判定するための行動特性です。
追跡能力 前提となる捕食行動から解説します。犬は、その犬種や系統を創る目的に沿うように、本来的に有する捕食行動を残しているものがいます。ただ、捕食行動の全てを残すのではなく、必要に応じた選抜淘汰を行っています。一例を挙げれば、ボーダー・コリーは「忍び寄る」「目で追い詰める」「走って追いかける」行動はより強化され、他方で、咥える、咬み殺す行動は抑制されています。追跡(行動)は、この捕食行動の一部をなすものであり、追跡能力は、その有無及び程度を判定するための行動特性です。
興奮性 犬は、外部からの何らかの刺激に対して興奮する、具体的には、①すばやい行動(敏捷な行動)の増加、②目新しいものへすばやく近づく、③短くほえる、④ヒステリックにほえる又は甲高くほえ叫ぶ、⑤穏やかな状態に戻すのが困難、です。その有無や程度は、犬種や個体によって異なります。興奮性は、これらを判定するための行動特性です。
愛着行動 犬は人とコミュニケーションをとることが可能であり、飼主と精神的な結びつきを有するものと考えられています。犬種や個体によっては、飼主に対して愛着を示す行為や注意を向ける行為を要求するものいます。愛着行動は、その有無や程度を判定するための行動特性です。
運動活性 犬種や個体ごとに要求される運動の質や量は異なります。この運動の質や量に対する要求の有無や程度を「運動活性」という行動特性で判定しています。

※ 摂取カロリーを消費するために必要な運動の質や量を把握するものではありません。

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